SENKAN

定価 ¥33,000

「潺湲(せんかん)」

 

岩間を縫い、渦を描きながら静かに流れる水の流れ。絶えず、やわらかに、そしてどこか秘めやかに響きながら移ろう水のさまを指す古語。

 

『源⽒物語』にも名を留め、⽔辺の⾵景に詩的な息吹を与える語として知られています。また、⽂豪・⾕崎潤⼀郎もまたこの語に⼼を寄せ、京都の邸宅を「潺湲亭」と名づけ、その静かな⽔⾳のような空気の中で『源⽒物語』の訳を完成させたと伝えられています。

 

本作はその「潺湲」の語が持つ流れや詩情に着想を得て⽣まれた⽩磁の器です。向付や⼩鉢の器としてお使いいただくのに適しています。器のかたちは緩やかな⽔の流れをなぞるように作られ、渦を巻くようにわずかにひねりを帯びた輪郭が、光と陰影を柔らかく引き込みながらまるで水面が静かに回遊しているような佇まいを見せます。

 

その造形は視線を中心へと導き、器に盛られる料理をまるで水に浮かんでいるかのように際立たせます。見る角度によって表情を変える曲線と、白磁特有の繊細な反射が重なり合い、動きの中に静けさを宿す。そんな静謐な美を体現した器です。

 

  

※受注生産の商品となっております。ご注文後に作家が制作を始めますため、お届けまでに2ヶ月〜3ヶ月ほどお時間をいただきます。予めご了承いただけますと幸いです。

※一点一点手仕事でお作りいたしますので、形状やサイズなどに個体差がございます。

※長くご使用いただく中で汚れが付着する場合がございます。付着した汚れはハイターなどの食器用漂白剤に浸していただくことで落とすことができます。

 


Size:約W160  D100  H60  (mm) 
※個体差あり

Material:磁器(porcelain)

送料:無料